About US

このサイトは、早稲田大学ナレオ稲門会の会員の集うコミュニティサイトです。

また、一般の方からの演奏・出演ご依頼、お問い合わせを受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。


会長よりご挨拶

会長
白石 信

私たち早稲田大学ナレオ稲門会は、大学公認の音楽サークル、ザ・ナレオ(旧ナレオ・ハワイアンズ)のOB、OGを会員とした校友組織で、5百名ほどの正会員・賛助会員で構成されています。 戦後まもなくの昭和21年(1946)に誕生した音楽団体で、平成28年(2016)には創部70周年を迎えました。

長い歴史の中で、多方面にわたって様々な人材を送り出すとともに、我が国の音楽文化の発展向上に貢献する多くの人材も輩出しています。

また日頃は、音楽スタイルこそ違え、20歳代から80歳代まで、音楽を共通言語として会員同士が世代を超えて相互理解を深めています。プロの音楽家として活動する者、仕事をしながらもセミプロ並みの演奏活動を続ける者、定年を迎えてあらためて楽器を手にする者、さまざまですが、どの年代を見渡しても在学時代に学生音楽界の頂点にある環境の中で磨かれた腕は健在です。

私たちは音楽活動を通じてこれからも早稲田大学および校友会の発展と、現役諸君の育成に取り組んでまいります。

幹事長よりご挨拶

三塚博

早稲田大学はロックからジャズ、ラテンからクラシック、吹奏楽から合唱に至るまで多様な演奏団体を有します。その数は公認団体だけでも60を超えます。なかでも歴史と伝統と実績を誇る13団体のOBOGが2012年に結成したのが稲門音楽連盟でした。それまでつながりの薄かった団体が横につながって毎年稲門音楽祭を開催しています。創設して10年になりますが、早稲田大学やその校友会ばかりでなく広く一般社会にまで音楽文化を通じて貢献していこうという意志を明確にしています。発足当時その中核を担った団体の一つがナレオ稲門会でした。

実は13団体の中でひときわ異色を放っているのがナレオ稲門会なんです。70年以上の歴史を持つサークルがある時期に音楽スタイルをガラリと変えているのです。例えばオルケスタ・デ・タンゴ・ワセダOB会はその名の通り発足以来タンゴという音楽スタイルを守り続けています。ニューオルリンズジャズクラブ稲門会は頑なにそのジャズ・スタイルを守り通し本場から高い評価を受けています。ところがナレオ稲門会は発足当時のハワイアン音楽からロック・ソウル音楽へとそのスタイルを大きく変えたのです。

今日の学生サークル名《ザ・ナレオ》の語源はNa Lei O Hawaiiansです。今も元気に現役活動を続ける当会の会長、白石信率いるナレオ・ハワイアンズがそれです。昭和30年〜40年代は両手に余るほどのプロのハワイアン・バンドが活躍していました。学生たちにとってもハワイアンは魅力的な音楽だったのです。当時の6大学には有名なハワイアンバンドがあり、特に昭和30年代は学生ハワイアンバンドの全盛期だったといわれるほどです。

昭和40年代後半になるとハワイアンも下火になってきます。学生サークルのハワイアンバンドも模索が続きました。セルジオ・メンデスとブラジル66だとかフィフス・ディメンションだとかブラスロック系のグループが登場して、学生たちにとっては魅力的な音楽が次々と耳に入ります。

○○○ハワイアンズだとか○○○アイランダースではどうも具合が悪い。昭和46年にはそれまでのナレオハワイアンズという名称は姿を消し、「ザ・ナレオ」として新しいスタートを切ったのです。そしてロック・ソウルの音楽を大胆に取り入れたのです。

平成に入るとフラが注目されるようになります。早稲田大学にも平成15年(2003年)にハワイ民族舞踊研究会(ワセフラ)が発足します。これに尽力したのがハワイアン世代のナレオ稲門会の会員でした。映画「フラガール」(2006年)の思わぬヒットもあって、ハワイアンが息を吹き返したのです。毎年行われてきたナレオパーティにはサークルメンバー50人ほどが出演しで舞台狭しとフラを披露してくれたのです。

私たちは、ハワイアンを演奏するものもいれば、ロックやソウル、ボサノバやブルース、さらにはフラまで踊れる多彩なメンバーのいる実にユニークな集合体なのです。